記録形式
過程叙述体(時系列・対話型)
〈8月31日実習記録〉
外来の看護師から「医師に入院・手術を要すると言われたCさんがお金がないと繰り返すので、相談に乗ってほしい」と連絡があった。10分後にCさんが来室。建設現場での作業中に転倒し、その後、頭痛が続くので受診したという。CさんはDに「金がないと治療できない。入院したら仕事もろくにできない。どうしろっていうんだ」と声を荒げた。Dは、深くうなずきながら傾聴し、Cさんの気持ちを受け止めた上で、仕事中のけがは労働者災害補償制度が適用されるなどの説明をしていた。
SOAP方式(問題指向型:4区分)
| S(Subjective:主観的情報) | 「金がないと治療できない。入院したら仕事もろくにできない。どうしろっていうんだ」と強い言葉で訴えあり。 |
| O(Objective:客観的情報) | 急性硬膜下血腫と診断され、医師より入院・手術が必要と説明を受けている。現場作業中に転倒し頭痛が継続。面接時、声を荒げる様子が見られた。Dソーシャルワーカーが傾聴しつつ、労災保険制度の適用について説明を実施。 |
| A(Assessment:アセスメント・評価) | 突然のケガによる混乱と、入院・治療費および休業中の生活費に対する強い不安が、拒否的な態度となって表れている。一方で仕事中の転倒であるため、労災適用の可能性が高い。 |
| P(Plan:プラン・計画) | 勤務先への労災申請の状況を確認・調整する。手続き期間中の医療費支払いや生活費の確保策(傷病手当金等)について次回面接で具体的に提案する。 |
DAP方式(実用型:3区分)
| D(Data:データ・事実) | 急性硬膜下血腫と診断。建設現場での転倒による負傷。Cさんは「金がないと治療できない」「仕事もできない」と声を荒げて訴える。労災補償制度の概要について説明を行った。 |
| A(Assessment:アセスメント・評価) | 経済的・生活上の急な不安からパニック状態にあるが、制度利用への理解・安心が得られれば治療に前向きになれる見込みがある。 |
| P(Plan:プラン・計画) | 会社側との連絡状況の確認、労災手続きのサポート、精神的負担の軽減を図る。 |
インターライ方式(アセスメントシート型)
| 【基本・医学情報】 | 主訴:頭痛(発症:建設現場での転倒) 診断名:急性硬膜下血腫[要治療・要手術] |
| 【心理・情緒状態】 | 感情の不安定さ:[あり(強)](声を荒げる、強い焦燥感) |
| 【経済・生活課題】 | 医療費支払いの不安:[あり] 収入断絶の懸念:[あり] |
| 【利用可能なフォーマル資源】 | 業務災害可能性:[高(労災検討)] |
| 【判定・CAPs(課題解決領域)】 | 優先課題:経済的支援手続の迅速化、医療継続の確保 |